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韓国における紅花の利用状況を調査しました

令和元年7月19日に韓国における紅花の利用状況について調査を行いました。韓国国立民俗博物館では、紅花染めや薬としての紅花の利用についての展示を視察し、北村伝統工芸村では、紅染匠からお話を伺いました。

今回の調査により、日本と韓国ともに高貴な衣装に紅花染めが用いられるという共通点を確認しました。一方、現在の韓国では、農業としての紅花栽培は途絶えてしまい、遺物の復元染色作業など、文化事業の目的でのみ紅花が栽培されている状況でした。このことから、染色用だけでなく、切り花など幅広い用途で活用されている本県とは大きく異なることが明らかとなりました。この他にも、栽培している紅花の品種や色素抽出のための加工法などにも相違点があることが分かりました。

韓国国立民族博物館における紅花染めの展示
韓国国立民族博物館における紅花染めの展示
北村伝統工芸村での紅花染め装束の展示
北村伝統工芸村での紅花染め装束の展示

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